初めての青色申告をやよいの青色申告ソフトでやってみた!

確定申告が終わりましたね。

この時期になると大変な思いをされる方がいらっしゃるかと思います。

そんなことを言っている私も今回はものすごく大変な思いをしました(笑)

突然、個人事業主である夫から「青色で確定申告して!」と頼まれました。

しかも締め切りの3日前にね(笑)

おいおい!そんなこと無理に決まっているだろう!と思ったのですが、この困難を乗り越えることが出来たので、備忘録として記事にしてみました。

青色申告をするには

まずは、突然青色申告にしよう!と言っても出来ません。

事前に「開業届」と「青色申告承認申請書」を税務署に提出していなければならないのです。

そのことを夫に確認したら「開業届と一緒に出したよ!」とのこと。

よかった!ここはクリアーしていたので、今回の申告を青色で行うことが出来ました。

会計ソフトで帳簿をつける

さて、私は簿記は少しかじっているのですが、何せ日常ではほとんど使っていないので突然帳簿をつけろと言われても無理!

青色申告では帳簿が必要になります。

詳しいことは他の方にお任せするとして・・・

色々と調べた結果、フリーソフトなるものも見つけました。が、今回、ソフトを購入するお金も経費で落ちるということで、有料のソフトを使用することにしました。

有料といっても初回の1年間は無料のソフトです!使ってよかったらずっと使ってねってやつです。

弥生のソフトは会計ソフトとしてはとても有名です。

今回こちらを使って締め切り3日前に青色申告に挑戦してみました!

なぜ、突然の青色申告になったかというと、やはり節税面で白色とは大きな差があるということですよね。

帳簿付けや申告が大変だけれど、控除の額が全然違います。大変な分、見返りも大きいわけです。

さて、やよいの青色申告ソフトを使って帳簿付けから開始です!

経費として計上できるもの

勘定科目が分からない際はネットで検索して何とかなるのですが、何を経費としてあげられるか?ここもネットで検索して調べ上げなければなりません。

私が苦労して調べて(おおげさ)経費として計上したもの

コストコと法人会員の年会費

コストコの法人会員の年会費は最後の最後に「はっ!」と思いつき、調べたら経費計上できるということで驚きました。

勘定科目としては【支払手数料】や【雑費】でいいそうです。

ただし、一度決めた勘定科目は変えることが出来ないので注意しましょう。

✖な例:去年は支払手数料で計上したが、今年は雑費で計上する

自宅兼事業所なのでどれぐらい経費で計上できるのか

我が家は自宅の中に事業所を構えています。自宅兼事業所ってやつです。

自宅兼事業所の場合、按分率(あんぶんりつ)といって自宅が占める割合、事業所が占める割合を計算する必要があります。

後で知ったことですが、このやよいの青色申告ソフトは最後に按分率を入れると自動で計算してくれる仕組みになっていました!

と、言うことは、とりあえず帳簿には自宅分も含まれている水道光熱費や家賃、住宅ローンの利息分を入力しておき、按分率を割り出しておく。そして按分率を最後に入力するだけで自動で事業所の占める割合を計算してくれるみたいです!

そんなことも知らない(見てない?)私は最初から事業所が占める割合を計算して入力しましたよ~(笑)

我が家の場合は住宅ローンを支払っている自宅に事業所を構えています。

住宅の床面積である約90㎡に対して事業所に使っている部屋は10㎡でした。

なので按分率は10÷90=0.1となりました。

住宅ローンの場合は返済元本を経費に計上することは出来ません。

経費計上できるのは返済利息のみになります。返済利息は自宅にローンを組んでいる所から送られてくる「返済計画書」なるものを見るとわかります。

もし返済利息が15,000円だったとすると、事業所として経費計上できる金額は

15,000×0.1=1,500  1,500円となるわけです。

その際の勘定科目は【利子割引料】となります。←ここ!調べても結構出てこない!

私は最初は【地代家賃】で仕分けをしていました。

やよいの青色申告ソフトでは最後に地代家賃について指摘があったのです。

その指摘にそぐわなかったので、間違っていることに気付きました。

ですが、指摘があるのはすべてを終わらせた後。そこから訂正するには12個の仕分けを1つずつ訂正をしていかなければならないので、初めから知っておいた方がいいですよね。

そして水道光熱費や住宅にかけている火災保険も按分率で計算して経費計上をすることが出来ます。

ちなみに水道光熱費はそのままの勘定科目ですが、火災保険は【損害保険料】になります。

仕分けの摘要には名目を入れておくこと

仕分けの基本かもしれませんが、異なる経費名目で同じ勘定科目を使用することが多々あります。

ですので、摘要には名目を入れておくことをお勧めします!

締め切り3日前の私にはそんな余裕などなく、ひたすら入力をしてしまったために・・・

膨大な【車両費】に唖然・・・(笑)

ガソリン代もETC代も車両費にしてしまったために、いったい何がガソリン代なのかわからない状態に・・・

今年度はそうならぬようにしっかり摘要も埋めていきたいと思います!

確定申告書を提出して終わりでない!!!

さて!ぎりぎりの4月15日に申告書を提出できた私でした。

しかもやよいのソフトを使ったのに、なぜかe-taxでうまく送信できない事態に見舞われました。

しかし!作った申告書は無駄にはならず、やよいのソフトを使っての送信は出来ませんでしたが、作った申告書を添付して税務署に送信することは出来ました。

そして初めての確定申告をした私でしたが、これで終わりなのだと思っていました。

そのうち税務署から納付書みたいなものが届くのかな?と思っていたのです。

待てど暮らせど何も届かない・・・

不安になって旦那に聞くと「白色申告の時はその場ですぐに現金で払ってきたけどな~」というのです!

申告書を納めて終わりではないのですよ!!!

申告書で計算された納税額をすぐさま納める必要があるのです。

算出された所得税を支払う期限も申告書を提出する期限と同じです。

と、いうことは期限ぎりぎりに申告書を提出したのに、まだ所得税を納めていない私は所得税を滞納していることになるのです!

確定申告の納税方法

大慌てで納税方法を調べました。

納付手続は、次のとおり様々な方法がありますので、ご自身で選択し、納付手続を行ってください。

振替納税を利用する。

e-Taxで納付する。

クレジットカードで納付する。

QRコードによりコンビニエンスストアで納付する。

⑤金融機関又は税務署の窓口で現金で納付する。

申告書の提出後に、納付書の送付や納税通知等による納税のお知らせはありません。

国税庁より 納税の方法

国税庁も言っていますが、【ご自身で選択し、納付手続きを行ってください】とのこと・・・

どうやら待っても納付書など届かないのです(笑)

私は今回は④のQRコードによりコンビニエンスストアで納付するを選択してみました。

手続きの仕方は国税庁のHPに丁寧に説明されています。コンビニ納付方法はここをクリック

QRコードは簡単に作れました。

急いでコンビニで支払った夕方には、滞納通知が届いていましたよ(笑)

とりあえず遅延金は支払わずに済みましたが・・・。恐ろしい・・・

申告をしたらすぐに納付する!ということです。

忘れずに納付しましょう!

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